昔の私はよく
「全部私が悪い」
というセリフが頭の中をぐるぐる回っていましたね。
このセリフが思考の大半を占めていたとき、私の人生はうまく回らなくて。自分のことがどんどん嫌いになりました。
「全部私が悪い」に続く言葉
全部私が悪い。
このセリフに続く言葉は、
「・・・って言いたいの?」「・・・と思っているんでしょう」「・・・そうやって、いつも私のせいにする!」
結局私は、全部私が悪い、とは自分では思っていなかったんですね。
誰かのせいで、「私が悪い」立場に立たされている、と思っていた・・・というわけ。
ひどい!私だって頑張っているのに!被害者意識でした
で。
さらに続く言葉があって、それは
「ひどい!私だって頑張っているのに!」
私だって、一生懸命やっているのに。なんで、褒めてくれないの?なんで、怒られなきゃいけないの?なんで「頑張っているね」って言ってくれないの?ひどい・・・。
って。
もうね、一人、頭の中でこれを延々と繰り返していたんですわ。
まさに被害者。被害者意識で生きていました。
今もこの思考ぐせが出て行くる時があって。笑。って笑いごとでもないんだけど。だって、この思考があると人生の質がダダ下がりになるから。
被害者でいると何もしなくていいから楽だった
なぜ、人生の質がダダ下がりになるのかというと
被害者でいると、自分は何もしなくていいから
です。
被害者には必ず加害者(悪い人)がいて、その人のせいでうまくいかないと設定されている。
だから、自分は何も悪くないって心の奥では思っているんですよね。そうなると
自分を変えようとはしない
今までのやり方を、変えようとはしない。自分の何かを変えようとはしないんです。
つまり、「自分は何も悪くない」と思っている。だから、自分に意識が向いていない。
これじゃ、人生は何も変わらないよね。
被害者意識で相手をコントロールしようとしていた
被害者でいると、自分を変えずに済みます。
だって、悪いのは加害者だから。
「全部、私が悪いんです」
といえば、もう一人の私が「そんなことないよ!悪いのはあっち!」と言ってくれるでしょう。
私は何も悪くない。だから私は変えなくていい、変わるのは「他の人」。
そんな感じで、下の立場になって、他の人をコントロールしようとしていたのかも知れません。
他責から自責へ。原因自分論を知る!
そんな中、40代から心の勉強もするようになり、アドラー心理学やコーチングなどに出会い、考え方が
他責の人生から、自責の人生へ
と、大きく変わっていきました。
「原因自分論」という考えに出会えたのも、すごく大きな学びでした。
自分にある「うまくいかない原因」を変えることで、うまくいく可能性を高めることができるんだ!と知ることができたのは、その後の人生に、とてもいい影響を及ぼしてくれました。
まとめ。うまくいかないやり方を続けても人生は良くならない
過去の私はよく「悪いのは全部私」と考える時間が多かったのですが。
これは本気でそう思っていたわけではなく、自分が被害者になることで楽しようとしていたのかも知れません。
自分が被害者なら、悪い人が他にいます。その人を変えようとしていたわけですね。
でも、他の人は変えられません。
結局は、自分でコントロールできることにエネルギーを注ぐしか、人生を良くする方法はないのですよね。
つまり、今の自分を良くすることに集中!
原因自分論で考える、これが人生を豊かにする考え方の一つだと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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