私)「甥っ子がバスケットボール部に入ったんだけどね、、、」
相手)「わたしの甥っ子はサッカー部!今度試合があってさー」
と、こんな会話があると、わたしは不快な気持ちになります。
なぜなら、私の話を聞いてもらえていないから。
会話を奪われた、と感じるからです。このように、すぐに自分の話に持っていくことを「会話泥棒」と言います。
「あ・・まただ。また、話を奪われた」会話泥棒
すぐに人の話を奪う「会話泥棒」。あなたの身近にもいませんか?
会話泥棒の特徴は、人が話した直後に
「私も」「俺も」と言って、すぐに自分の話にすり替えるところ。
たまにならまだ我慢できます。また、私もついやってしまうこともあります。
ところが会話泥棒の人は、これを何度も何度もやるんですよ。
まさか自分が人の会話を奪っているなど、微塵にも思っていないので。
だから、繰り返しやるのです。
相手を楽しませていると思っている
会話泥棒の人と話していて感じることがいくつかあります。
一つ目は、「自分が話すことで、相手が楽しんでいると思っている」こと。
自分が話すことが「会話」であり、「コミュニケーションだ」と思っていて。自分が話すことで、相手を楽しませていると誤解しているんですよね。
会話の基本は「まずは相手の話を聞くこと」。そして、その話題を膨らませるような「質問」をすること。
会話がどんなものか、コミュニケーションがどんなものか、知らない。
それからちょっときつい言い方ですが、自分の話はおもしろい、と思っている気もする・・・。「自意識過剰」さん?(きついね、すみません)
私も気をつけなくちゃ。
自分の話がしたくてしょうがない
会話泥棒と話していて感じること。二つ目は、
目の前の相手が話している最中から、頭の中では「自分が何をいうか」を考えている。
つまり、人の話をちゃんと聞いていないわけですよ。
とにかく自分の話がしたい!
人間の特徴として、やっぱり自分の話を聞いてほしいと思うんです。自分の話をしているほうが気分がいいですよね。
話したいことを話した後は、スッキリしますし。私もそうです。
ただ、毎回話を奪われる方にしたら、「いい加減にして!」と思いますよねぇ。
会話泥棒へは、どう反応したらいいのか?
会話泥棒の人へは、どう反応したらいいのでしょう。
「ちょっと、私の話を聞いてもらってもいいですか?と言ってみる
これは私の友人の対応。
その子が話している最中、3回ぐらい会話泥棒をした別の友人に対して
「ちょっと、私の話を聞いてもらってもいい?」
と笑顔で伝えたの。(笑顔で、がポイント)
すると会話泥棒をしていた子は「ごめん!」と言って、そのあとは会話に割り込んでくることがなくなりました。
嫌味なく、さらっと伝えるスキル。すごいなぁと感心。
会話泥棒さんは、まず自分が会話を奪っているという自覚がないんですよね。それをうまく伝えられるスキルがあると楽だろうな〜と思いました。
なかなか難しい技ですが。
無反応または「ふーん」のみ
もう一つは、無反応。
何度も繰り返す会話泥棒さんには、会話を奪われたら「無反応」。
話を聞いてもらえない?あれ?自分の何かがおかしいのかなと気づく人もいるかもしれませんね。
ただ、これもかなり勇気がいる対応かな〜。私は、夫にはこの手段を使うこともあります。
ちなみに他の人には無反応ではなく、「ふーん、そうなんだ〜」で終わらせる、ということはありますね。
我慢して聞いているばかりだと、こちらがストレスたまりますから。話を膨らませないで、さっさと終わらせますね。
つまり、
会話の基本は「まずは相手の話を聞くこと」。そして、その話題を膨らませるような「質問」をすること。
これをしない、ってことです。
会話泥棒の人には自分の話はしない、と決める
これが一番楽だなと思う手段。
「会話泥棒の癖がある人には、極力自分の話はしない、と決める」
自分の話をすると会話を奪われて、不快な気分になる・・・。のであれば、それを避ければいいわけです。
相手は変えられません。ならば、自分を変える。
私は職場の会話泥棒さんに対しては、「自分の話を自らしない」と決めています。
と思っていても、ついしちゃうこともあって。するとやはり、奪われて不快な気分になるの。その度に、「そうだ、自分の話はしないって決めていたんだわ」と思い出す。
そして、次からはそうしようとまた決める。
これもトレーニングで自分の「快」を選んでいきます。
わざわざ自分から嫌な気分になりに行く必要はありません。特に職場は、仕事をしに行く場所ですから。友達を作る場所ではない。
そう思って、気持ちを切り替えていますよ。
家族の場合、どうする?!
ただ、これが家族の場合。きついですよねぇ。
ちなみにうちの夫も会話を奪いやすいタイプ。(本人、自覚あり)。
結婚してから私の父に「人の話をちゃんと聞くように」と指摘され続け(笑)やっとその自覚が持てた、と話していました。
夫曰く「子供の頃から(環境が)そうだったから、それが普通だった」とのこと。
育った環境も影響しますよね。
ただ、夫の場合「自覚」できてから、改善しましたよ。
とはいえ、今も時に泥棒されますが笑。私が「会社でこんなことがあって」と話すと「うちの会社も・・・」と話し出すことがあるんですよ。イラッとしますよね〜。
そんな時は、夫に限っては「沈黙」という手段を取ったり、「まずは、私の話を聞いて」と伝えることも。
そんな感じでやっています。ご参考までに。
まとめ。会話泥棒と付き合うときも「自分が機嫌よく」いられる手段を選ぼう
あなたの会話を奪う「会話泥棒」。
そんな会話泥棒さんと付き合うときも忘れたくないのは
「自分が機嫌よくいられること」
そのための手段を、自分で選ぶこと。
そうすることで、我慢して無理して無茶して、誰かと付き合うことが減ります。
たとえ今だけは、会話泥棒と一緒の時間を過ごすとしても。それは、主体的に自分で選んでいるなら納得できますよね。
主体的であれば「もうこの場を離れる!会話泥棒とは、会話をしない!」と決めることもできるのです。
自分に合った手段を、自分の意思で。選んでいきたいなと思っています。
(しかし、毎回会話を奪われると、マジで不愉快ですよね〜笑)
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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