我が家は夫婦そろって50代。結婚19年目。
昨日は夫の愚痴を聞きました。
愚痴って、聞かされる方ははっきりいって、あまりいいものではありませんよね。
私も以前は夫の愚痴を聞くのが「苦痛」でした。
ところが最近は夫の愚痴を、すごくラクに聞けるようになったんです。
なぜラクになったのか。。。いちばんの変化は、「意識の変化」。
いい部分を見るクセがついたことだと思っています。
夫の愚痴をジャッジしていた妻
過去。
私は夫の愚痴を聞くのが苦痛でしかなかった。
そのときはとにかく夫を「ジャッジ」しまくっていました。
夫が何かいうと、「でも、これはこうだったんじゃない?」とか。
否定から入ることが多かった。
うちの夫は会社の愚痴を家で話すことが多かったんですよね。
はじめのうちは、大変だねーと聞いていたかもしれませんが。何度も聞かされているうちに(また?)と思うようになり。
そんな夫を否定しながら、嫌な気分で聞いている方が多かったですね。
心の中では
「でも」「だけどさ」「・・・ていうかさ」「それはこうした方がいいんじゃないの?」
と、ジャッジしまくってました。
夫をジャッジしてしまう理由
なぜ夫のことを「ジャッジ」してしまうのか・・・。
それは、私が夫を尊敬していなかったから?と思っていたんです。
が、そうじゃない。
尊敬していなかったのではなく、
できている部分を見ようとしていなかったから。
いつも夫のできていない部分を探していたので、夫の愚痴を聞くときも「夫に足りていない部分」を探し、そこにジャッジ。ダメ出しをしていた。
それは自分に対してもそう。
ずっと足りない部分を探して、それを埋めようとしていたんですよね。
できていない部分をできるようにするのが人生を良くすると思っていた
ずっと
できないことをできるようにすること、足りていないものを足すことが、人生をよくすることだって思ってました。
もちろん、できないことができるようになるのは嬉しいし、足りないものを足すことで人生が豊かになることも確かです。
ただ、すでにできていることや、持っているものに目を向ける考えが、全くなかった・・・。
なのでいつも「否定」から入ってしまうんです。
否定。ジャッジ、ダメ出し。
思い切り、「負の感情」。
そりゃ、嫌な気分になるよね。
でも、ダメなところを直すのが、いい人生を作る方法だ、って思い込んでいたから。そうなっちゃってたんです。
できている部分に目を向ける習慣、まずは自分から
できていない部分を指摘して、それを正していくのが人生をよくする唯一の方法、、、
ではない、と知ってから。
すでにできている部分に目を向ける習慣を取り入れました。
初めはそれを、夫に向かってやっていたのですが。
どうしても、モヤモヤが消えなかった。
本心がそうではなかったから、違和感が消えなかったのです。
新しい習慣を取り入れると、初めは違和感があるんですよね。それまでと違うことをしているのだから、それまでの自分とは違う思考を選択するわけで。
違和感、あるよね。
でも、それが自分の波動と一致すると、違和感って消えていく。
だから、違和感があってもしばらく続けるのは大事。
ただ、いい部分に目を向ける習慣で私がずれていたのは、それを他人にだけやろうとしていた点。
自分にはダメ出ししながら、他の人にはいい部分を見ようとしていたんだけど。
あまりうまくいかなかったですね。
自分に対してできないことは、他の人にやろうとしても「無茶」や「我慢」になっちゃうのかも。
まずは、自分から。
そんなこともやりながら覚えて、少しずつですが自分のできている部分にも目が向くようになってきた頃からかな。
夫の愚痴を、本当の意味で聞くことができるようになったのは。
「何度も同じ愚痴は聞きたくない」とはっきり伝えた
だからといって、なんでもただ黙って聞いているわけじゃないですよ。
それじゃ、ストレスたまります。
基本、愚痴は聞かされている方も、ストレスたまりますから。
それを私は夫に伝えました。
「同じ愚痴を何度も聞かされると、聞いている方もストレスがかかる」ということを伝えたんですね。
愚痴を一切聞きたくない、ってわけじゃない。
何が苦痛かって、毎日同じ愚痴を聞かされること。それが苦痛なの。
それを私も過去、やっていたんですが。逆の立場になるとわかりました。愚痴というものは、負のエネルギー。それを聞いてもらうって、すごくありがたいことなんだ、と。
だから、愚痴を吐き出したら、そのあとはその人の人生が良くなって欲しいと思うもの。
それなのに、また同じ愚痴を聞かされたら、もう聞きたくない!ってなりますよ。
そういった正直な気持ちも、一番身近にいる人に伝えることができてから、また気が楽になったなって思います。
コーチングのおかげ
それと、コーチング思考を取り入れたのも大きな変化です。
コーチングには、「事実を伝える」というスキルがあります。
コーチが感じたことをそのまま伝えるんですね。
例えば夫がいつも同じ言葉を発しているとしたら、「いつも〇〇とを言っているね」と伝えます。
すると本人が「え?そうなの?」となり、そこで何かに気づくこともあれば、特に何もない場合もあります。
そんなふうにして、夫の愚痴を聞くようになってから、
大変だなーと思う時は「大変だね」。頑張っているなーと思う時は「頑張っているね!」
いつも同じ人のことを言う時は「〇〇さんのことをいつも言っているよね」とそのままを返す。
私が夫をよくしようと言う気持ちは、ないから。
とてもラクに話を聞けるようになっています。夫も、実はただ、聞いて欲しいだけなんですよね。
アドバイスなど望んでいない。それに私が気付けたのも、大きな変化です。
まとめ。そうはいっても、ジャッジするときもあるよ(心の中でならOK!)
夫の愚痴、聞きたくないーと思っていた頃はとにかくジャッジしていた私。
できていない部分を直すことが、その人の人生をよくしていく唯一の方法だ、と思い込みがあったから。
だから、ジャッジしていました。
今は、できている部分にも目を向けるクセがついたので、頑張っているなと思えば頑張っているね!と言えるように。
結局は、自分が何をみているのか。意識の矛先がどこなのかが大事なんだなと思います。
それから基本、愚痴は聞いて欲しいだけ、アドバイスはいらない。
自分がして欲しいことを考えると、目の前の人にどう接するのかも見えてくるかもしれません。
とはいえ、ジャッジすることもありますよ!
自分の価値観と違う部分は「それはないわ〜」と思います。心の中でなら、OKとしていますよ。
また、口に出して言う時は「あなたはそうなんだね〜。私は〇〇と考えるよ〜」と伝えます。伝え方も大事かも、ですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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