子供の頃から服のことを考えるのが好きでした。
なぜ服が好きだったのかな、と考えていたら・・・
「変身」
という言葉が浮かんできた。私の中にある「変身への欲求」。それが、服を変えることで満たされると感じていた。
だから「服が好き」だったのかもしれない。
理想の私に変身したかった!
ところで変身欲求って言葉は存在するのかな?
ネットで検索してみると、、、あ、あるある!
色々出てきますね〜。なかなか興味深い・・・。
リンクは貼りませんので(貼っても平気なのか確認できないため)。ご興味ある方は「変身欲求」で検索してみてくださいね。
内容を読むと、昔の私はまさにこの「心理」そのまんまだったな。
「自分に満足できなくて、違う誰かになりたい」「変身したい」
だから、服に走っていたのかもしれません。
おままごとが好きだったのも、完璧「現実逃避」。
おままごとなら、理想のお部屋が作れますからね。
そう、私は子供の頃からいつも「理想の私に変身したかった」のだ。
自分ではない別の誰かになりたくて
子供の頃からずっと自分以外の誰かになりたかったんです。
それは覚えていた。
一番古い記憶では、3歳まで住んでいた貸家の近所のAちゃん。
50年前ではハイカラな、二階建て・広いお庭付き。そして、お家は駄菓子屋さん!
夢のような生活をしていたAちゃん。しかも、小さくで可愛くて。
私にはないものばかり持っていたAちゃんが大好きで、Aちゃんと遊ぶのが楽しみでした。
Aちゃんいいな、いいな、って思っていたんですよね。
私はデブで可愛くなくて。。。なんでこんななんだろう、ってずっと思っていたんです。
それはその後の人生でも続いていきました。
年齢を重ねるごとに自分の嫌な部分が目につくようになって、どんどん自分が嫌いになっていったんだよね。
好きな服がお守りだった
ただ、好きな服やお気に入りのバッグを持つと、気分が変わった。
「わぁ!可愛い!」(服やバッグが、ね)
嬉しい!楽しい!そんな気分になって、人前に出る時も少しだけ背筋が伸びた。
(子供の頃から周りより頭一つ大きくて、それが恥ずかしくて猫背だったのです・・・)。
ちょっとだけ、自信が持てて。少しだけ積極的になれることもありました。
服は、私のお守りでした。鎧、ともいうかな。弱い自分を隠してくれたんですね。
服を変えると違う自分になれる気がした
可愛いあの子がきている服と同じ服を着ると、まるで私も「可愛いあの子」になれたような気持ちになった。
小学二年生の時、母親に初めて服をおねだりしたんですね。
オーバーオールでした。それは、クラスで一番可愛い子が学校に着てきた服。それをみた、でめこ少女は一目惚れ!
初めて勇気を出して母親におねだりをした。ダメって言われるかもしれない、と思ったけど。勇気を出しておねだりしたんです。
母は嬉しそうに「いいよ!」と言ってくれました。拒否されなかった。
それから欲しい服があると母におねだりができるようになりました。
母も服が好きだったので、私が欲しい服は買ってくれたので、ありがたいですね。
そんな感じで、子供時代の私は「可愛いあの子」「足が速いあの子」「人気があるあの子」「強気なあの子」が着ている服を、私は欲しがったんです。
自分が欲しい服を買ってもらえると嬉しくて!学校へ行くのも楽しみになれたの。(低学年の頃はあまり学校好きじゃなかったのだけど)。
こんなふうに、服は私の気分を変えてくれるもので、私には欠かせないものとなりました。
服を買っても満たされない・・・
子供の頃は、欲しい服を買ってもらうとそればっかりを着て。それで満足。
ボロボロになるまできていたし、次々新しい服が欲しくて仕方がない!という記憶もありません。
気に入った服はシミがついても着ていたしね。
ところが高校生ぐらいから、服を買っても買ってもまだ足りない。満たされない状態になりました。
20代の頃は、借金してまで洋服を買っていた時期も。(やばいですね)
その時は、人生最高潮で自分が嫌いでした。
嫌い嫌い!せめて、服ぐらいは。と思っても、、、本当に着たい服は着れなくて(デブだったので)。
いくら服を変えても、理想の私になれなくなっていました。
「なりたい自分になる方法」一冊の本に出会う!
そんな時期。ある一冊の本に出会いました。
その本には「自分を好きになる方法」が書いてあって、その一つは
「本当に好きな服だけを買う」
というもの。丁寧に、自分が本当に好きな服だけを揃えて。好きな服だけに囲まれて、気分良く暮らす方法が載っていたの。
それまでの私は、とにかく量!たくさん服を持つことがいいと思っていたんですよ。
だから、値段で選んでいました。
でもそれは本当に欲しいものではなかった。
子供の頃のように、値段よりも先に「オーバーオールが欲しい!」「デニムが欲しい!」欲しいものが先ではなかったんです。
つまり、本当に欲しいものを買っていなかった・・・。
この本との出会いで、好きな服を計画的に買っていく習慣が始まりました。
理想の私なら、どんな風に。どんな服を揃える?
なりたい私になるには、服だけではなかった
本には服以外でも、なりたい私になる方法がたくさん載っていたんです。
つまり・・・服を変えただけでは、なりたい私にはなれない。
服を変えて。どんな風に時間を使う?どんな習慣を持つ?どんなものを食べて、どんな言葉を発する?
生活習慣を整えること。部屋をきれいにすること。寝具を清潔にすること。本を読むこと。お金を管理すること。
感謝の言葉を、ちゃんと伝えること。
他にもたくさんあって、そういった「土台を整えること」「自分を大切にすること」「丁寧に暮らすこと」が大事なんだ、知ってから。
服以外でも、気分よく過ごせるための工夫がはじまりました。
気に入った服だけを買うと決めたら人生が好転していった
大好きな服です。
服は、自分が本当に気に入ったものだけを買う、と決めてから。
服を買って後悔する回数も激減!
結果的にいい気分でいられる時間が増え、そのあたりから人生が動き始めたように思います。
私の足を引っ張っていたのが服であり、私の人生をよくしてくれたのもまた服。
だから、残りの人生は「大好きな服を、思い切り着る!」と決めました。
好きなものは好き。ちゃんと認めて、好きなものを集めていこう。
まとめ。服はやっぱり人生を変える
「人生を変えたいなら、まずは服を変えよう」
と聞いたことがあります。
理想の自分だったらきっとこんな服を着て、こんなふうに振る舞うだろうな・・・とイメージングし、まずは服を変える。
すると、面白いことに行動も変わるんですよね。
子供の頃から自然とそうしていたことを、思い出しました。なりたいあの子になるために、服を変えて。気分を変えていた。
ただ、服を変えただけでは理想の自分にはなれない。その後の行動も変えないと、理想には近づけないのだ。
難しいことはないと思う。
理想の自分だったら、どんな服を着て。どんな振る舞いをするのか。どんな言葉を選び、誰になんというのか、言わないのか。
それを常にイメージしながら。
誰にでもある「変身欲求」をうまく活用しながら。大好きな服を着て、自分を良くすることに集中していこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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