原因自分論という考え方があるのをご存知でしょうか?
私がこの考え方を知ったのは、両学長のYouTubeでした。
この考え方を知った時、わたしの中で「ぱあっ!」と視界が開ける感覚がありました。
ちなみに私は、心に響く言葉や
本、考え方などに出合うと
心の中で「パアッ!」と
視界が開く感覚を覚えます!
ということで、今日は私の人生を変えてくれた思考法のひとつ。
原因自分論について。書いていこうと思います。
原因自分論を知ると、他人を変えるのではなく自分の中にある「上手く行かないやり方」を変えていこう、
と言った意識が自然と育っていきます。その結果、自分の人生がより豊かに。より楽しく。より良いものに。
育てることができます。
私はこの思考法を取り入れたその結果、昨日の自分より今日の自分を少しずつ、好きになることができました。
原因自分論とは?
原因自分論とは、
「すべての原因は、自分にある」と考える
といった「思考法」です。
原因自分論で勘違いしやすいこと
で、原因自分論とは「すべての原因は、自分にある」と考えること、と聞くとこう思いませんか?
わが身に降りかかった災難は
ぜんぶボクに原因があるってこと?
ぜんぶ、ボクが悪いってこと?
と。「いま、目の前で起こっている全ての原因は、自分にある」。
そうであるならば、イヤなことが起きたのもぜんぶ自分が悪いのか?と。
そんな風に、受け止めていませんか?たとえば、
- 大事な予定がある日に雨が降ったのも。
- 嫌な上司と仕事をすることになったのも。
- 病気になったのも。
- スト-カ-の被害にあったのも。
ぜんぶ全部、イヤなことはすべて、私が原因だった、私が悪かったってこと?
じぶんが蒔いた種でしょ、自己責任よ、って言いたいんですか?と。
わたしも初めはそう捉えてしまいました・・・。
でもそれは違います。違うんです。
ぜんぶ自分が悪い、と言いたいのではないんです。そうではないんですよ、自分原因論とは。
人生では、自分の力の及ばない部分で、予想もしなかったことが起こるものです。
だれも、なりたくて病気になった訳じゃない。
不慮の事故も、自分の力の及ばない部分で起きるものです。
それも全部、自分に原因がある、という考えは私にはありません。
自分原因論と聞いて、「ぜんぶ自分が悪いってこと?」と、思う必要はありません。
それは誤解です。ここを誤解していると、その先にうまく進めないので、正しく理解してほしいと思います。
まずは、原因自分論は「悪いことが起きたのは、あなたのせいです!」と責めているのではない、ということ。
これを理解してくださいね。では次へ!
原因自分論とは、自分にある「原因」を探すこと
では、原因自分論とは何か?わかりやすくいうと、
自分にある原因=自分に変えられることができる部分(これを原因という)。そこを探すこと。
なんです。
たとえば、職場にイヤな上司が転勤してきた・・・。その人とまいにち仕事をしなくてはならない。
すごく嫌だ、会社に行くのがツライ・・・といった現実が起きているとした場合。
その上司が職場に転勤したきたのは、私が原因ではありませんよね。
ですが、その上司がいる会社にこのまま勤めよう、と決めているのはわたしです。
この場合の「自分にある原因」とは、
×→嫌な上司が職場に転勤してきた(←ちがう!)
〇→嫌な上司がいる会社で、このまま働くと決めている(←こっち!)
になります。なんとなく、伝わりますか?
で、もし今の現実を変えたい、良くしたいと思うのであれば
自分にある原因=自分の変えられる部分。ここを変えていけば、現実も変わっていくよネ。
だから、自分にある原因を探して、そこを良くしていこうよ。変えていこうよ。
これが、原因自分論なんです。
けして、悪いことが起きたのはぜんぶあなたのせいです!と責めるものではありません。
自分原因論の反対は、他人原因論
自分原因論は、自分にある原因を探すこと。
そして、自分にある原因が良い結果をもたらさないと分かったら、そこを変えていくことでした。
その反対に、他人原因論というのがあります。
これは文字通り、「原因が他人にある」と考えることです。
私が嫌な気分になるのは、まわりが悪い!周りの人が、私を嫌な気分にさせる!悪いのは、まわりの人たちだ、
と捉えている思考状態です。
悪いのは、他人。私は悪くない。そういった考えですから、
悪い人を正そう、と頑張りますよね。それが正義だとおもっています。
しかし、他人は変えられません。その人が、主体的に「変わろう!」と思わない限り、人は変われないのです。
これは、法則です。
ですが、意識が「他人原因論」になっていると、他人を変えられると思っています。
だから延々、他人を「自分の正解」に変えていこう、とエネルギ-を注ぐことになります。
でもそれでは、残念ながら「わたしの現状」は変わってくれません。
やってみると分かるのですが、かけたエネルギ-の割りに、手にする結果は残念すぎるものばかり。
私の経験上では、そうでしたね。
それどころが、相手に迷惑がられる始末。たいせつな人が離れていく可能性だってあるんですよ。
以前の職場に、「自分こそ正しい!
だから、まわりを変えよう
変えよう」としていた人がいました。
が・・・
その人、どんどん孤立していきました。
他人は変えられないのです。
原因他人論で他人のせいにしておけば、一時的に気分がよくなるかもしれません。
ですが、それでは
現実は変わりません。
根本的な解決には、全くならない、と覚えておきたいですね。
原因自分論で、人生を良くしていく方法
原因自分論と原因他人論。この二つが理解できたところで、最後は
「原因自分論を活用し、人生を豊かにしていく方法」について書いてみます!
はじめに結論から。結論は、
犯人探しはやめること
です。原因他人論は、すべての原因は他人にある、と考えるので
悪いやつ=犯人は誰だ!と、犯人探しをしている感覚はあると思います。
ですが実は、原因自分論でも、うっかりすると「過去の自分を犯人扱い」している場合もあるんですよね。
いま、目の前に起きている現実は、過去の自分が選択してきたことの結果。
そう考えると、「なんであの時、わたしはあんな選択をしたのだろう・・・」と
過去の自分を思い出しては、後悔する。激しく後悔する。それも、一度ならずなんども。
そんな事をしてしまう場合もあります。
ですがこれ、あまり良い思考とは言えません。
心理学用語では「ぐるぐる思考」「反芻(反芻)思考」と言います。(気になる方は、ググってみてね)。
原因自分論は、犯人探しではありません。そもそも、犯人なんていません。
ただ、うまくいかない原因をさがし、そこを、うまく行くやり方に変えていくだけ。
ですから、原因を見つけたら、即こんな風にかんがえてみてください。
「いまを、よりいい状態にするには、どうしたらいいかな?」
これだけで、意識が前に向きます。そうして、自分の何かを変えていこう!とアンテナが立ちます。
過去の嫌な出来事を何度も思い出して、その時の感情に浸っているのは、意識が後ろに向いていますよね。
そうではなくて、フォーカスするのは変えられる部分。
「わたしに変えることができる部分を、わたしで変えていこう」。前向きな行動をしていきましょう。
まとめ!原因自分論は人生を変える!
まとめ!原因自分論を知ると、人生が変わります。
なぜならば、「やり方が変わるから」です。
上手く行かないやり方をしていた自分をみつけ、そこを変えていく。
そうやって自分原因論で考えると、必然的にこれまでと違う選択をしていきます。
選ぶ道が変わるのですから、見える景色も変わります。
気が付くと、たどり着いている場所も変わり、人生そのものが変わっています。
40代以降の私を変えてくれたのも、「原因自分論」のおかげ。本当に感謝しています。
みなさんも良かったら「原因自分論」を人生に取り入れて頂けたら、と思います!
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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