結婚してからずっと「家計簿」をつけて、お金の管理をしています。
ただ、家計簿の目的は変わっています。
結婚当初~40代半ば
- 予算内でやりくりできているか?確認するため。
- 家計内に改善する点はないか?確認するため。
でしたが。
40代後半~
- 毎月のお金の流れを把握し、事実を受け入れる
- じぶんたちが満足できる生活を知る
- 満足する生活費がどれぐらいか?知るため。
- 老後資金の準備のため
家計簿の役目が、
変わりました。
役目が変わったので、家計簿のル-ルも変更しました。その結果、
- 無駄な固定費の削減ができた!
- 家計が改善!
- 自分たちが満足できる生活費がわかった!
- 自分たちが満足できる老後の生活費もわかった!
- 老後に入ってくるお金の額を調べた!
- 老後の資産形成をはじめた!
といった良い効果がありました。
気がつけば、
漠然とした
将来のお金の不安から
解放されていました。
詳しく書いてみますね。
わたしの家計簿遍歴~ル-ルの変更
先に書いたように、40代後半から「家計簿のル-ル」を変更しました。
【家計簿遍歴~ル-ルの変更】
- 結婚当初→まず先に貯金を取り分ける。残ったお金で、項目ごとに予算を決めて、予算内でやりくりする
- 40代後半→先取り貯金・予算決めは一切やめる。毎月決算型。残ったお金が貯金。
収入-貯金=支出
だったのを、
収入-支出=貯金
にした、と言う感じ。
※ちなみに、家計管理の正解は、「収入-貯金=支出」です。お金を貯めたければ、こっちが正解です。
家計管理の正解時代
結婚当初~40代半ばまでの家計簿の目的は
- 予算内でやりくりできているか?の確認
- 家計の見直し
この二つでした。
そのため、家計管理の王道スタイル:収入-貯金=支出。これでやってきました。
- 先に貯金をとりわけ、貯金する。(先取り貯金)
- あまったお金で項目ごとに予算を決め、
- 予算内でやりくりし、
- あまった分は繰越し。
徹底してやっていました。
予算項目は、
- 食費
- 光熱費
- 日用品
- お小遣い
- 医療費
- 車関係
- ・・・・・
などなど、かなり細かく分けて管理していました。
わたしは、かなりの
節約家!
(ハッキリ言って、
ケチでした)
だったので。
・・・
まいつき予算内で
納めていましたよ~。
余ったお金は翌月に繰り越し。その繰越額も、けっこうな金額でした。
さらに、先取り貯金も細かく分けて管理していました。
- 旅行(ハワイ貯金と呼んでいました!)
- お年玉
- 誕生日
- 車の購入
- 買い物(衣類など)
- 老後資金
などなど。こちらも順調に貯めていました。
この徹底した管理のお蔭で、年収の割りに、貯金額は多い方だったと思います。
そして、月末になると家計簿を見直します。
「今月はここにお金を使いすぎたな、来月は抑えなくちゃ」と、反省もしていました。
家計管理の不正解時代へ
ところが40代後半から、「毎月のお金の流れを明確に把握したい」と思いました。
なぜならば、先取り貯金があると、その月のお財布が痛まない。だから、真実を体感しにくい、のです。
たとえば、その月に
大きな買い物を
したとします。
大きな買い物は、
「先取り貯金」から
出すため、
月の収入には
影響がないんです。
実は赤字になる月があっても、家計簿上では「黒字」。
それに、違和感を覚え始めたんです。こんな状態で、この先大丈夫なのかな?と。ちょっと違和感を感じました。
そこで、月のお金の流れをリアルに体感するために、家計管理のルールを変更することにしました!
項目ごとの予算も、先取り貯金も一切やめて、
- 毎月決算型
にしたんです。(確か、2017年あたりから)
収入-支出=貯金。いわゆる、「家計管理の不正解」に変えました。
貯まらない家計の
典型的なパタ-ン
・・・。
先取り貯金をせず、毎月決算型にして、一か月のお金の流れをリアルに体験してみる事にしました。
注!
収入-支出=あまった分を貯金。
このやり方は、「貯められない家計のパタ-ン」。
ですから、初めて家計を管理する人にはおススメしません!
まずは、「収入-貯金=支出」。こちらで管理することをおススメします。
わたしもまずは、
収入-貯金=支出
で、お金の管理能力
をアップさせました!
お金の管理能力をつけ、自信がついた後、新しいルールに移行しました。
先取り貯金のデメリット
先取り貯金はとても優秀なツ-ルだと思います。
我が家が年収のわりに、貯金があったのも、先取り貯金のお蔭。
しかし、先取り貯金にもデメリットがありました。先取り貯金のデメリットとは、
- 毎月のお金の流れ(出入り)が、ちゃんと把握できない!
- 先取り貯金を使うとお金が減る、それがイヤでお金を楽しく使えない!
この2点。
先取り貯金は、使う予定で先に貯めているお金。
なので、使う時が来たら、そのお金から出して使いますよね。
ですから、毎月の給料からは、お金が減りません。
今月お金を使ったのに、
今月入ってきたお金は
減らない・・・。
なんとなく、現実から目を逸らしている感じがしたんです。
お金を使っているけど、入ってきた給料は、痛んでいないわけですから。
痛むどころか、家計簿上では、今月も数万円貯金ができている状態になっている。
あれ?
このままでいいのかな?
違和感を感じ始めた
40代。
お給料に痛みがないから、もっと家計を改善しよう!無駄な固定費を削減しよう!と、気力がわかないのではないか?
これは大きなデメリットだな、と感じています。
とにかく、先取り貯金があると「今月入ってきたお金は、傷つかない」のは事実。
※「今月入ってきた給料も、先取り貯金も、ぜんぶ家庭の資産」と捉えて、資産から出すと考えれば理屈上は、問題ないと思います。ここで取り上げたデメリットは主に「マインド」の方です。
さらにわたしは、先取り貯金が減るのもイヤでした。お-い(笑)
先取り貯金を使う時が来たら、気持ちよく使えばいい!のですが・・・。
それが、
なっかなか
できなくて
・・・。
わたしは貯めたお金が減っていくのも、当時はすごく苦手でして・・・。
減らしたくない!と考え、どうしてもお金に負の感情がのってしまうんです。(;^_^A
先取り貯金は、お金を貯めるのにもってこい!の手法。それは間違いありません。
ただ、
- 毎月のお金の流れ(出入り)が、ちゃんと把握できない!
- 先取り貯金を使うとお金が減る、それがイヤでお金を楽しく使えない!
こんなデメリットも、感じます。
家計簿ル-ルを変更し弱点を強化!
そこである時期から、家計簿のル-ルを変更しました。繰り返しになりますが、ルールの変更は、
- 先取り貯金を一切やめる!
- 毎月決済型!
ル-ルを変更した結果。思わぬ副産物もありました。それは、わたしの弱点の強化です。
わたしの弱点は、
- 貯めたお金を、気持ちよく使えないこと
お金を使う(減る)痛みに慣れていないこと、でした。
ところが、毎月決算型にすると、今月入ってきたお金から、今月使ったお金を出さなくてはなりません。
イヤでも、お金を動かした結果を、今月の家計簿に記入しなくてはなりません。
※以前は、先取り貯金は銀行の普通預金に入れており、通帳の残高で管理していました。家計簿とは別で管理していました。
ル-ル変更後は、以前より家計簿が痛むのです。お金を出すと、痛むわけです。
お金が減ることに慣れていない私は、家計簿の残金が減ることが苦痛でした。
その度に、じぶんに
「これは、必要なお金」
「使ってもいいお金」
「使ってもまた入ってくる」
「お金は回すもの」
と、言い聞かせるのです。
・・・
ちょっと怪しいね。
ただ、この「言い聞かせ」のお蔭で、
- お金を使うのは悪いことではない
- お金と交換して、ほしいものを得ている
- 使ってもまたお金は入ってくる
- じつは、減っていない。
と、お金の良い思い込みが、インプットされていきました。
そんなことを繰り返しているうちに、お金を出すことに段々と、慣れていきましたね~。
お金を動かすことに
少しづつ慣れていく感覚
は、確かにありました。
その結果、以前よりお金を使う時に、負の感情が乗らなくなりました。
楽しくお金を使えるようになっていったんです。これは大きな副産物でした。
お金を動かすことに慣れるためにも、毎月のお金の出入りをしっかり肌で感じることが、私には必要だったんですね。
固定費の削減に本気になった!
それから、新しいル-ルに変更したら固定費の削減に本気になりました。
なぜならば、リアルなお金の流れを把握すると、どうしても出費が多い月は赤字(マイナス)になりからです。
すると・・・
マイナス、イヤ!
マイナス、なくしたい!
そうのように、意識が変わりました。その結果、ようやく固定費の削減に本気になれたんです。
で、なかなかできなかった、
- 民間保険の解約
- 通信費の見直し
に着手できました!
40代で
終わらせることが
出来ましたっ!
家計が改善され、固定資産税や車の保険、車の税金が重なる月も、赤字にならずに済むようになりましたね。
40代からの家計簿で「自分たちが満足できる生活費」を把握
毎月決済型にすると、月のお金の流れが明確に把握できます。
その額は、「自分たちが生活するのに満足できるお金の額」となります。
ひと月、どれぐらいの
お金があれば、いまの
生活が維持できるのか?
が、わかります。
もし、老後も今と変わらない生活をキ-プするためには、今の生活費ぐらいの収入が必要だな、と分かります。
「満足できる金額」は、各家庭、それぞれ違います。
それなのに、私もそうでしたが、「世間一般的にはどれぐらいか?」を気にしてしまうんです。
そんなことよりも、まずは家計簿をちゃんとつけて、「自分たちが満足できる生活費」を、さっさと出した方がいいのです。
なぜならば、40代は、そろそろ自分たちの老後資金を準備し始める年代です。
そのために、
どれぐらいの
生活をしたいのか?
それには、毎月
いくら必要なのか?
把握することが先!
その額を元に、
- どれぐらいのお金が必要か?
- 収入(受け取る年金額等)はどれぐらいか?調べる。
- 不足分はどうするか?決める。
- 老後資金を備える。
これを、40代~50代のうちにスタ-トするのです。すると、漠然とした将来のお金の不安もなくなり、心も落ち着きます。
そのためにも、
まずは家計簿を!
家計簿をつけて、自分たちが満足できる生活には、お金がいくら必要か?
生活費は、ひと月いくらか?頭に入れておきましょう♪
まとめ。家計簿は資産形成の役に立つ!
まとめ。日本は少子高齢化。
そのような日本で、老後もまんぞくした生活を維持したいなら。
年金以外で、自分の力でも老後資金を準備しておいた方がいいです。
備えあれば、憂いなし!
老後資金、どれぐらい準備すればいいのか?自分たちに必要な金額を知るために、家計簿は打ってこい!のツールなのです。
40代~50代のうちに、
- 家計簿をつけて、自分たちが満足できる生活費がどれぐらいか?知る。
- 老後の収入(ねんきん)を知る
- 不足分をどうするか?決める
- コツコツ準備していく
これをスタ-トすること、強くおススメします。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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