これからの時代、お金の勉強は欠かせない、と言われています。
なぜそう言われているのでしょうか?
それはたぶん、今後ますます「自己責任で!」という流れになるからではないでしょうか。
自分で考え、自分で選ぶ。その結果もすべて、自分で背負う。
これまでのように、国が会社がめんどうをみてくれるような時代ではなくなる・・・のかな、と。
わたしもそんな風に考えています。
ある日とつせん「お金に関することも、ぜんぶ自分で!」と言われても困らないために。
いまから少しずつ、お金の勉強もはじめておいて損はありません。
自分が加入している保険について。ちゃんと学び、見直すのもお金の勉強です。
保険とは「相互扶助」です
保険という制度は「相互扶助」で成り立っています。
辞書によると、「相互扶助=互いに助け合うこと」
となります。困っている人を、みんなで助け合う。それが保険の成り立ちなんですね。
やさしさからのスタ-トだったのです、保険とは。
保険が必要なときとは?
保険が必要になるのはどんなときか?
それは、
めったに起きないけど、万が一起きたら生活できなくなってしまうかもしれない
という場合。
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たとえば、まだ幼いお子さんがいるご家庭。一家の大黒柱が亡くなったら、収入がゼロになり残された家族が生活できなくなる、と考えられる場合とか。
つまり、
- 滅多に起きない=低確率
- 生活できない=大損失
起きる確率は低いが、万が一起きたら大損失。それには「保険」で備えていきます。
みんなで少しずつお金を出しあい、滅多に起きない大損失が起きた場合。みんなで助け合おうね。というのが保険。
たとえば、人口一万人の村の場合
たとえば、人口一万人の村?町?があるとします。
その人たちが万が一に備えて、1人一万円ずつ出し合うと、保険金は合計1,000万円になります。
その年、残念ながらAさんがお亡くなりになりました。
すると、みんなで集めたお金1,000万円から、事前に決めておいた金額がAさんの残されたご家族に渡されます。
これで、残された家族が生活に困ることはありません。
これが、保険の制度。「相互扶助」なんですね。
滅多に起きないが、万が一が起きてしまった人のその後の生活が困らないように。
これが目的で、日本も社会保険制度がスタ-トしたのであります。やっぱり、やさしい~。
保険が成り立たないとき
保険の制度(相互扶助)が成り立つのは
- 確率低
- 損失大
の場合でした。
ということは、逆に「確率大」のことに対しては、そもそも保険が成り立たない、となりますよね。
多くの人がそうなる可能性があるものに対して、相互扶助で備える、となると。そうとうな保険金を集めないと成り立ちません。
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制度のしくみ上、それは無理!
ここを抑えておくと、不安に煽られナンデモカンデモ民間保険で備えるのは意味がない、と分かってきました。
だって、成り立たないもんね。
保険が成り立たないものに対してどう備える?
では、相互扶助では成り立たない「もしも」や「万が一」に対して。
どう備えたらいいのでしょう?
それは「自助努力」。
お金の不安なら、「貯金」で備える。または、そもそも病気にならないように、健康管理をしっかりする。
適度な運動の習慣や、定期的なメンテナンスを欠かさない。
そういったことで、自分で備えるのがベスト!
相互扶助が成り立たないような事象にたいして、保険で備えるとなると、保険金は跳ね上がります。
そうじゃないと、成り立ちませんからね。
すると、維持コストがやたらめったらかかってしまい「保険ビンボウ」に!
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過去、わが家がそうでした。(;^_^A
不安に煽られ、月5万近くを民間保険に払っていた時期があります。
このときはかなり激しく節約していて、お金も出し渋っていましたね。
辛かった・・・。
その後、40代でお金について学ぶうちに、
- あれ?うちって民間保険の加入は不要だよね
- 夫婦のどちらかが亡くなっても生活に困らないし
- そもそもすでに世界一の健康保険に入っている
と気づくのであります。
保険見直しの最大の壁!サンクコストの呪縛が邪魔をする
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気づいてもしばらくは「無駄な保険の解約」に踏み切れませんでした。
無駄だと分かっても解約に踏み切れなかったのは【サンクコストの呪縛】が原因。
サンクコストとは?
「埋没費用」
すでに支払ってしまい、回収できない費用のこと。
なぜ「呪縛」とつけるのかといえば、
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過去に支払った「もう戻らないお金」がもったいなくて、その思いに縛られ、意思決定を先延ばしにしてしまうから。
先延ばしにすればするほど、損失もどんどん拡大していきます。
それが「サンクコストの呪縛」。
※ちなみに成功している経営者は、新しいチャレンジをしてもうまく行かないなと分かったら、さっさと退散するそうです。
損失をできるだけ軽いうちに。即断即決!だから、成功者なんですね。
余談でした。
わたしには会社を経営したり、そういった才能資質はありません。
ですが、自分の人生。または、自分の家庭という会社の社長です。
みなさんもそうですよね。
であれば、大切な自分の会社の無駄を省いて。損失も少なくする努力はかかせませんね。
ここは勇気をもって!過去の自分の失敗を、素直に認めることも大切。
もうすでに払ってしまったお金は戻ってきません。
これ以上、無駄な部分に大切なお金を払っても良いのか?そこは自分との問いかけで、自分で答えを出すしかないですね。
まとめ。保険の役割とは
保険の役割は、
「もしも、万が一が起きた時に、生活が困らないように備える」
これが役割です。
起きる可能性は限りなく低いが、もしもそれにあたってしまったら生活できなくなる!
それでは困ります。
そんな部分には、保険で備える必要があるんです。
保険は「相互扶助」。みんなで助け合うもの。
だから、保険で元を取ろうという考えは成り立ちません。
その辺りも、しっかり腑に落ちるまで。わたしも「こつこつ」お金の勉強をしていきたいと思います。
家計管理は、豊かな人生への第一歩!
こつこつ、一個づずつ。取り組んでいきましょうね。
そして、時代の流れに上手く波乗り~していきましょう♪
古い人間ですが、わたしもがんばりますっ。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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