わたしは間違っていない!
若い時、わたしはよくそう思っていました。
私は悪くないので、悪いのは他人。
わたしが上手くいかないのは、親のせいだったり。兄のせいだったり。いとこだったり。友人・会社・社会・・・。
50代になった今。当時の自分に「それホント?」と聞きたい。(笑)
私は悪くない、という意識は自分を被害者にします。
そうなると、自己成長を妨げる原因になる、と思っています。
間違っている他人がかならず登場する!
「わたしは間違っていない」という状態を成立させるには、「間違っている他人」がかならず登場します。
そうじゃないと、「正しい私」が現象化しませんよね。
わたしは正しい、わたしは間違っていない。まちがっているのは、、、だれでしょうか?
すれ違った見知らぬ人?家族?友人?同僚?上司?
そんな感じで「わたしは間違っていない!」と思っているときは、かならず間違っている他人が、皆さんの人生に登場していることでしょう。
わたしもかならず、「間違っている!許せない!他人」が、登場します。
悪い人を正そう!とし、疲弊する
わたしは間違っていないのであれば、「間違っている人を直そう!正そう!」としたくなりませんか?
直接「あなた、間違っていますよ!」と注意する人もいれば、心の中で妄想でそれをしている人もいることでしょう。
ところが、残念ながら基本、他人を変えることはできません。
その人が自ら変わろうとしない限り、変わらないんですよね。
それに、他人からああしろこうしろと言われて素直に「はい、分かりました!」という人はほぼ、いません。
なのでいくら自分の価値観を相手に押し付けても、現状はいっこうに良くならない。
エネルギ-を注いでもぜんぜん良くならない。
そうなると、エネルギ-漏れを起こし、どんどん疲弊してしまいますよね。
被害意識が加速する!
エネルギ-漏れを起こすと、イキイキとした生活を送るためのエネルギ-が足りなくなります。
自分を成長させる方へ、エネルギ-が回らなくなるんですね。
「自分を成長させる・生き生きとした生活」とは、
- 興味があることを学ぶ
- 部屋を掃除する
- 健康に気を使う
- 身なりに気を使う
- 好きなことをする
そういったプラスの行動のこと。
エネルギ-が足りなくなると、生きているだけで精一杯になり、その他にまわすエネルギ-が足りなくなります。
そうなると、どうしてもネガティブになってしまいますので、被害者意識も加速してしまうんですね。
(なんでこうなるの?私の何がいけないの?わたしは悪いことしていないのに。ぜんぜんうまくいかない。もうイヤ・・・)。
そんな感じになりませんか?
私は悪くないという意識は、じぶんを被害者にしてしまうのです。
環境が変わらないとじぶんはしあわせになれないと思い込む
被害者意識になると、自分が上手くいかない原因は他人にあると考えます。
なので、外側の環境(人間関係・住環境・職場環境)が変わらないと、じぶんはしあわせになれない!と考え始めてしまう傾向に。
こうなると、どんどん視野が狭くなっちゃうんですよね。
また、環境が変わらないとわたしは幸せになれない!という思い込みは、自分には自分を幸せにする力がない、とのインプットにもなると思いませんか?
これってものすごく、セルフイメ-ジを下げている、と思うんですね。
自分の経験からも、そんなことを感じています。
「私は正しい」との付き合い方!ほんと?で意識を自分へ向ける!
では、「私は正しい」とうまく付き合うにはどうしたらいいのでしょうか?
あくまで私のやり方ですが、良かったら読んでみてください。
わたしは、「わたし、間違っていない」と思った時はすぐに自分にこう問いかけます。
ほんと?
ほんと?と、じぶんに質問します。
すると、「え?!」となって、一瞬意識が切り替わり、その後
「・・・そう言われると・・・どうだろう?正しいのかな?わたし」と、自分に意識が向くようになるんですね。
自分に意識が向くようになると、自分の中にある原因を探し始められるようになるのです。
上手くいかない原因を外ではなくて、自分の中に探せるようになっていくんですよね-。
※だからと言って、「悪いのはぜんぶ自分だよね・・・」という訳ではありません。その辺は「原因自分論」で解説していますのでよかったら読んでみてね~。
自分にある原因は、自分でコントロ-ルができるので、意識が自分に向くと、人生がどんどん好転して行く、という流れにのれるようになります。
ちょっとした意識の向きを変えるだけで、視野がぐっと広くなるんですよね。
※ちなみにコーチングでは、コ-チが沢山質問することで、クライアントさんの狭くなっている視点を広げることもサポ-トします。
まとめ。私は悪くないという意識が出たら「ホント?」で視野を広げよう
まとめ。
私は悪くない、という意識は自分で自分をかわいそうな被害者にします。
被害者は悪くないので、自分が上手くいかない原因をどうしても外側に探してしまうんです。
そうなると、自分の人生を他人に操縦されていることになるので、なかなか人生が好転して行きません。
私は悪くない!という意識がでたら「それ、ホント?」で意識を切り返してみませんか?
本当に間違っていないと思ったら、それはみなさんの大切な価値観。
これから進む人生の、自分だけの道標にすればいいのですから♡
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
コメント
「それ、ホント?」いいですねー。
他人が間違っている!と思っているときは頭がその人へのモヤモヤイライラでいっぱいになって自分には意識向いてないですもんね。自分でコントロールできたら生きやすい。。
試してみます♪
ひまわりさん、
>他人が間違っている!と思っているときは頭がその人へのモヤモヤイライラでいっぱいになって自分には意識向いてないですもんね。
ほんとうにその通りだと私も感じます。外側に意識が向いている状態が長いと、けっきょく他人にハンドルを握られていることになるんですよね。短時間で抜け出せるよう、わたしもトレ-ニングしていきたいと思います!コツコツ、やっていきましょうね-。