親や夫。家族のことが心配です。長い付き合いの友人が、心配です。
だって、みんな間違った方向に進んでいる。このままじゃ、大変なことになる。
あなたのことが、とても心配です。
だから私が、正しい道に戻してあげなくちゃ!あなたのために!
・・・と。これ、過去のわたし。
過去の私は家族の心配をし、心配していることが現実にならないように。
私が、どうにかしよう!と躍起になっていた時期がありました。
自分以外の
他人のことを
心配し、
疲弊しても
いました。
疲弊をすぎると、「こんなに心配しているのに!なぜ私の言うことを聞いてくれないの?!」と、怒りの感情が沸き上がるようにも・・・。(;^_^A
この時期は、けっこうキツかったですね~。
と、過去の私のように。「家族や友人のことが心配で、自分がどうにか正しい道に戻してあげなくては!」と、がんばっている方もおられるのではないでしょうか?
でも、なかなか理想通りに事が進まなくて・・・ちょっとお疲れの方も?もしかしたらいるかもしれませんね。
私の経験になりますが、、、たぶん。相手は変わりません。なぜなら、心配の種が違う部分にあるからです。
心配の種は、他人ではなく、自分にあるからです。
心配の種の探し方
心配の種が、他人ではなくて自分にある、と書きました。
イヤイヤ、そんなことはない。わたしは、大切な家族や友人のことが本当に心配なんです―--!といいたい方もおられると思います。
たしかに、ほんとうに純粋にその人のことが心配な場合も、モチロンあります。
ただ、そうではない場合も、あるんです。今回は「そうではない場合」のお話を・・・。
そうではない場合、たいてい一番心配なのは、実は自分の身。
自分のことが心配なんですね。つまり、心配の種は、自分にある。
わたしは
これに
気づけずに
いました。
でも、ここに気づいてから。すごくすごく、家族との関係が楽になっていったんです。
心配の種が自分にある、と、どう見極めていったのか?書いてみますね。
他人は変えられない
私の場合。独身時代は、親の心配を。結婚してからは、夫の心配を常にしていました。
とにかく心配なんです。たとえば、親の場合ですと、
- 病気になったら
- 怪我をしたら
- 働けなくなったら
- 介護が必要になったら
などなど。
夫の場合ですと、
- 病気になったら
- 怪我をしたら
- 会社が倒産したら
- 仕事ができなくなったら
・・・あら?親の時とほぼ同じですね。笑
と、そんな感じで私は常に身近な人の心配をして過ごしていました。
心配なので、それが起きないよう先回りをして、対策も取ろうとしました。
親や夫に、こうした方が良いよ、とか。こうすれば?とか。これはやらないほうがいいよ、とか。いうわけです。
自分ではそんな気サラサラありませんでしたが、今思えば私は当時、「親や夫を自分の思うようにコントロ-ルしようとしていた」のですね。
そんな私を、当然ながら、親や夫は嫌がりました。
母には「うるさい!」と言われ。夫からは「俺は、自由を奪われるのが一番嫌なんだっ!」と言われたこともありますわ。わはは。
そりゃそうだよね~。わたしも嫌だもん。
でも当時は分からなかったんです。なぜなら、
私はあなたのためを思って言ってあげているのに!ひどい・・・(シクシク)(悲劇のヒロイン)(被害者意識)(被害者ポジション取り!)でしたから・・・。(めんどくさ~)
そんな状態で40代に突入~。そしてなぜか、いろいろな本を読む流れになりました。(ざっくり)。
そして知りました。他人は変えられないと。どんなに頑張っても私に他人を変えることは不可能だ、と知ったんです。
なーぬ-?!でした。ワタシハ・イママデ・ナニヲ・ヤッテ・イタノダロウカ・・・?
カタカナで棒読みにしたいぐらい、衝撃でしたね~。
でも、すぐにこれは真実?本質?だなと分かりました。だって、いままで散々やってきましたから。「わたしが、親や夫を変えよう」と。
でも、ちっとも望む状態にならなかった。これが、すべてです。自分の経験が、すべて語ってくれています。
だから「他人を変えることはできない」と、素直に受け入れることができたんですね。
家族の人生は家族のモノ。わたしに責任はない
でも、心配するクセはその後も続きました。
他人を変えることはできない。変えられるのは自分。と知っても、夫の心配をするクセがなかなか抜けませんでした。
そんな時。もう一つの衝撃が、やってきました!それは
「その人の人生は、その人のもの。わたしに責任はない」。
他人の人生。私には関係ない。という話しでした。
これも、
かなりの
衝撃波!
そして、
気づいたのです。
わたしが家族のことを過剰に心配していたのは、じつは、自分が家族の世話をしないといけない、と思っていたからなんですね。
家族の面倒を見る、その責任が自分にある、と。なんか知らないけど、そんな風に思い込んでいたんですよね~。
つまりですね、私はイヤだったのです。家族の為に、自分の人生を犠牲にするのが。
なんだかんだキレイごとを並べ、相手をコントロ-ルしようとしていましたが。じつは、いちばん心配していたのは、自分の身だったわけですね。
ここが、私の本音。自分の本音・本性を知った時。じつは、すごくスッキリしたんですよね~。
なんだなんだ、私は自分で自分を追い詰めていたんだな、って。
家族のせいで自分が不幸になるかもしれない!それは避けたいっ!ってビビっていたのだ。
でも、家族の人生は家族のモノ。その責任は、その人にある。私が他人の人生の責任まで背負う義務はないのだ、と。
だから、家族のせいで私が不幸になることはない!
もし、家族に何かあって。わたしに助けを求めてきたら・・・。
自分が助けたい!と思えば、その時の自分にできることを全力でやる。もし、関わりたくない、と思えば。その道を、自分の意思で選ぼう。
そう思えたから。
この気づきのお蔭で、
やっと
思い鎖が
ほどけた!
自分をがんじがらめに縛っていた、重い鎖が。スルスル~っとほどけていく感覚を味わうことができたんです。
そこから、親や夫の心配を必要以上にすることがなくなったんです。
なぜ心配なのか?自問自答してみよう!
けっこう多いと思うんです。
他人の心配で、苦しんでいる人。苦しみまで行かなくても悩んでいたり、怒っていたり。
そんな時は、「なぜ、わたしはこんなに夫(親や友人)のことが心配なのだろうか?」と自問自答してみるのがおススメです。
こたえは、かならず自分の中にあります。
質問をすることで、空白ができます。(答えの部分が空白になりますね)。すると、脳はその空白を埋めようとして、答えを探し始めます。
自分で考えて、答えを探し始めるんですね。そのために、まずは「良質な質問を!」。
自問自答をして、答えを探す旅に出てみましょう♪
すぐに答えは見つからなくても時間をかけて、答えが見つかる時もあります。良かったらお試しくださいね。
何を解決するべきが?見えてくる
自問自答をして、答えが出ると。
何をいちばんに解決するべきか?が、自然と見えてきます。
私の場合、
まずは
自分。
相手を変えよう!と、執着している自分。
相手が変わってくれないと、私はごきげんでいられない、しあわせになれないと他責の念で生きていた自分。
そんな自分を変える必要がある、と分かりました。
分かったらあとは、そこをコツコツ改善していく。自分のことであれば自分でどうにでもなりますからね。
そんな感じでわたしもやっと、「他人を必要以上に心配するクセ」から少しずつ抜け出すことができました。
癖を治したいなら、まずは「自覚」から。それには、内観が必要ですね。(*^ー゚)
ご参考までに・・・。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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