些細なことで、ものすごく怒ってしまう。
大したことじゃないのに、大きな怒りとなり、抑えることができない。
それは、もしかしたら。
いま、目の前でおきている「些細なこと」に、怒っているだけじゃないかもしれません。
過去。言いたいことが言えず、我慢を重ねてきた結果かもしれません。
その辺り、書いてみようと思います。
些細なことなのに怒りが収まらないのはなぜ?
些細なことなのに、ものすごく腹が立ち、なかなか怒りが収まらない時って、ありませんか?
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こんな小さなことで?
なんでこんなに腹が立つの?
私の器はめちゃくちゃ小さい
・・・。
と、自分で自分のことが
イヤになる時。ありませんか?
わたし、あるんですよ~。いまも年に数回、あります。
些細なことで怒りの感情が沸きだし、どうしても、怒りが収まらない時が・・・。
こんな些細なことで?なんでこんなに腹が立つのだろうと、自分の器の小ささに、情けなくなることもあります。
ただ・・・これは私の器が小さいから、怒りが抑えられない!だけじゃない。
ほかにも、そうなってしまう理由があるんです。
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ある心理学の先生に
聞いた話です。
以前、心理学の先生と雑談をしていた時。別の方が、先生にこんな相談をしました。
「些細なことなのに、急に大きな怒りが沸きてきて・・・子供に怒鳴ってしまうんです。そんな自分がイヤになります。いつも後悔します」と。
心理学の先生によると、じつはこういった
- 些細なことで、ものすごく怒ってしまう
- とつぜん沸き上がる怒り
- 急にキレる
といった怒りの原因は、いま目の前で起きていることだけに怒っている訳でなく、
過去。似たような経験をし、その時言いたい事や怒りを我慢し続けてきたものが、噴出してしまった場合が多い。
と、教えてくださいました。
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過去、
我慢しすぎてしまった結果。
その時の怒りや言いたい事
が蓄積されちゃって
いるんですね・・・。
なんとなく、分かるような気がします。
わたしも、私の夫も。基本、自分が言いたいことを我慢するタイプ。
なので、ある日突然それが吹き出し、その時はもう「怒りモ-ド」で相手に向かっていくんですよね。
たまりにたまっている物が噴き出すので、どうしてもはじめから「怒りの感情」で、ぶつけてしまう。
そうなると、収拾がつかなくなるんですね~。(;^_^A
過去のことまで引っ張り出してきて、あの時ああだった、とか。この時もこうだった、とか。
そこにはもう、「冷静さ」なんて、一ミリもありません。
泣きたくないのに、涙がでてしまうことも。泣きたくなんて、ないのにさー。
こうなると、しばらく嫌~な雰囲気になります。
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それを避けるためにも、
伝えるべきことは
きちんと
伝えた方がいい。
言いたいことは我慢せず、言った方がいい!ということになります。
言いたいことが言えない時
ある日突然キレる、些細なことで大きな怒りが沸き上がる。その原因がわかりました。
であれば、「怒りを貯め込まないように、言いたいことはその都度、言った方がいい」。となりますね。
ですが、
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それができないから、
苦労しているんだよぉ~。
という方、いらっしゃいますよね。そういう人の方が、まだまだ多いと思うんですよね・・・。
そんな時はどうしたらいいでしょうか?
わたしは、「別の方法で早いうちに怒りを吐き出す」ようにしています!
私がよくやる「怒りの吐き出し法」を書いてみますね。
【一人で怒りを吐き出す方法】
- 真っ白い紙とペンを用意する
- そこへ、言いたかったことを全部書く!書いて書いて書きまくる!
- 書いているうちに自分の本音が見えてくるので、それを拾う
- 書き終わったら、その紙を燃やすか、シュレッタ-で切り刻んで捨てる
- スッキリするまで繰り返す
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この方法が今の所、
わたしには
いちばん効果があります。
※紙を燃やす時は、火事にならないよう周囲に十分注意しましょう!
なぜ言いたいことが言えないのか?
そもそも、言いたいことが言えない人には、言いたいことが言えない理由があります。
代表的なものが、
「わたしが言いたいことを言っても、どうせ周りの人に受け入れてもらえない」といった思い込み。
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要は、
自分に
自信がないんです。
だから、言わない、言えない。我慢してしまうのでしょう。
わたしも、これでした。
なぜ、受け入れてもらえないと思うのか?
まず、受け入れてもらえないという思いの反対側には「私を受け入れてほしい!」という強い思いがあります。
過去。受け入れてほしかったけど、受け入れてもらえなかった・・・悲しかった、傷ついた、という経験があった。
その経験が強く記憶に残っていて、いまも「どうせ受け入れてもらえない」と私を思い込ませ、束縛しているんでしょう。
古い記憶の鎖につながれている感じ。だから、動けない(言えない)のです。
でも、我慢にも限界がありますよね。ため込むにも、場所がひつようです。その場所は、無限ではない。
だから、我慢してきたことがたまりにたまって、ある日ドバッと噴出する。そんなことが起きてしまうのではないか?と想像しています。
※あくまで、私個人的な感覚です。
【言いたいことが言えない人の傾向】
言いたいことが言えない人は、過去の経験から、自分が言いたいことを言っても周りから受け入れてもらえない、と思い込んでいるのでは?
言いたいことを言って、まわりからどう思われるか?不安に感じているのではないでしょうか?
このように、言いたいことが言えないのには、理由(理屈)があるのだ、と知っておいてほしいと思います。
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理屈が分かれば、
(何でわたしはみんなのように
言いたいことが言えないんだろう)
・・・
と無駄に考えずに済むからです。
言いたいことをサクッと言えたら、悩んでなどいません。それが今はできないから、悩んでいるんです。
できないものは、できない。できないのには、訳がある。理由が分かれば、少しスッキリしますよね。
ですから、できない理由を知ることも、すごく大事だな~と思います。
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今はできない。
なぜならば、できない理由が
あるから。
・・・
でも、できない理由を
取り除くことができたら。
♪
もしかしたら
そのうち出来るように
なるかもしれませんね。
傷ついている自分を自分で癒す
少し話が前後してしまいますが、先に紹介した「1人で怒りを吐き出す方法」をすると、自分で自分を癒すこともできます。それには。
手順③の、「書いているうちに自分の本音が見えてくるので、それを拾う」が必要。
言いたいけど我慢していたことを全部、紙にバ-っと書き出していくうちに、
自然と自分がどうしたかったのか?また、どうしてほしかったのか?が、出てくるんですよね。
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書き出していくうちに
怒りの裏に隠していた
自分の本当の気持ちが
見えてくることが
あるんです。
本音が見えてきます。あぁ、私は本当はこうしたかったんだな、こうして欲しかったんだな、というのが分かるんですよね~。
たとえば、
- もっとわたしを大切に扱ってほしかった!
- 言いたいこと全部、言いたかった!
- ちゃんと私の話しを最後まで聞いてほしかった!
- 雑に扱われて悲しかった!
- 相手にして欲しかった!
- 大事な存在だよ、と言ってほしかった!
- あなたが悪いんじゃない、と言ってほしかった!
- ごめんね、と謝ってほしかった!
- いつもありがとう、感謝しているよと労ってほしかった!
など。まるで、幼い子供が親に駄々をこねるかのような・・・。そんな本音がでてくることも。
書き出すと分かるのですが、これ、なかなか大人の私は言えませんよね~。
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何そんな子供みたいなこと言って!
人に欲求ばっかりして、
甘ったれているだけじゃないの?
と言われそうだもん・・・。(;^_^A
そう。だから他人には言いにくい!でも・・・自分で自分になら、やってあげることはできます!
相手にしてほしいこと。それを、自分で自分にやってあげるんですね。
これが、「自分で自分を癒す」になります。
たとえば、「あなたは悪くないよ」と言ってほしかった、としたら。それを、自分で自分に言ってあげるんです。
【自分で自分を癒す方法】
- ひとりになれる、安心できる場所を確保
- ゆっくり深呼吸して、自分を整える
- イメ-ジの中で、もう一人の自分と向き合う(大人の私でも、幼い私でも。癒したい自分をイメ-ジします)
- イメ-ジで出てきた私に、優しい言葉をかけて癒してあげる
- イメ-ジでハグしたり、頭をなでたりします。(実際、自分で自分を抱きしめたり。頭をなでることもあります!)
- じゅうぶん癒したら、「いつでも私があなたの味方だよ。安心してね。またね!」と伝え、バイバイする。
こんな感じでやっています。ご参考までに・・・。
時間がない時は、「いつも頑張っているね、ご苦労様♡」と声をかけて、自分で自分の頭をなでるだけって時もあります。
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これを何度も
繰り返していく
うちに、だんだんと
「このままの自分でも
いいんだろうな~」
と思えるように
なっていくんですよね。
自分で自分を癒して、自分で自分を受け入れると、「そうか、このままの私でも、いいのかも」そんな感情に変わっていくんですよね。
すると、今まで言えなかったことの一部が、自然と伝えられる。言えるようになっていくんです。
もちろん全部がぜんぶ、言える訳じゃないけど。ただ、今までなら言えなかったことが、少し言えるようになっていくんです。
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それが、すごく嬉しいし、
ちいさな成功体験となり
ます。
癒しと、小さな成功体験を積み重ねていくうちに、些細なことで怒りに達してしまう、いわゆる「瞬間湯沸かし器!」のような状態が、ほぼなくなりましたね。
わたしは、そんな変化がありましたね。
傷付いた、悲しかった、ほんとうは、こうして欲しかった。それをいちばんよく分かってあげられるのは、自分です。
癒しポイントがよく分かっているのは、実は自分なのです。
まとめ
言いたいことが言えない。我慢し続けていると、ある日突然、その我慢や貯め込んだ怒りがドバ!っと噴き出すこともあります。
そうならないためにも、言いたいは貯め込みすぎず。適度に吐き出し、処理していきたいものです。
言いたいことを、言えるのがベストかもしれません。でも、今はそれができない、という方もいます。
私や夫も、そのタイプです。そういう方へ向けて、私のやり方ですが、自分を癒す方法など書いてみました。
参考になることがあれば、うれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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