先日、友人から
- 50代でも投資した方がいいのかな?
- 貯金があるんだけど、投資したほうがいいかな?
- 70代後半の親にも、投資やらせた方がいいのかな?
といった質問を受けました。
これ、ほんと
良く聞かれます。
悩みますよね・・・。
私もさんざん、この問いに悩まされました。
悩んだ末、現在出した答えは、「その人の経済状況による」になります。
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投資をやるか?やらないか?を判断する際、年齢を気にする人も多いと思います。
が、年齢よりもまずは、「余剰資金があるか?ないか?」の確認が先です。
さらに、貯金があるか、ではなく。余剰資金があるか?です。
その辺を、今日は詳しく書いてみます!
投資は余剰資金でやる
まず、投資は余剰資金でやるものだ、と理解できているか?を確認しておきたいですね。
と、その前に・・・
【余剰資金とは?】
今後使う予定のないお金のこと。
今後使う予定がないお金。
そういった、使う目的が決まっていないお金で、投資はするものです。(その理由は、後で書いてあります)。
ですから、投資をするか?しないか?を検討する前に。まず余剰資金があるか?ないか?を確認する必要がある。というわけです。
余剰資金がある場合、ようやく投資をやるか?やらないか?を検討する段階に入れる、ということになります。
余剰資金は2種類に分かれる
余剰資金は、以下の2種類に分けて考えることができます。
- 貯金から
- 毎月の収入から
貯金からの余剰資金
すでに手元にある貯金。貯金内に余剰資金があるか?を確認してみましょう!
確認するするには、まずは、貯金から下記の資金を取り除きます。
- 生活防衛資金(病気やけがで働けなくなった時の備えとして、生活費の半年から一年分)
- 今後使う予定のあるお金(住宅購入・車の購入・教育費・老後資金等)
- 急な出費(冠婚葬祭)
こういった
「今後、必ず必要になるお金」と「もしものための備え」
これらを確保しても、それでも余っているお金。
しばらく使い道がないお金が「余剰資金」になります。
ですので、
- 貯金がない
- 貯金はあるが、すでに使う目的が決まっている
このような場合、余剰資金はありませんから、投資に回すお金はない=投資しないほうがいい、という判断になりますね。
毎月の収入からの余剰資金
もう一つは、毎月の収入からの余剰資金です。毎月入ってくる収入から、
- 生活費
- 貯金
を引いて、余っているお金が余剰資金になります。
収入から生活費と、目的の為に毎月コツコツ計画して貯めている貯金。
それを引いても、さらに余裕がある場合。
余ったお金は、投資に回そうか?と検討してもいいかもしれません。
私の場合。
はじめは貯金の一部を
少額からの
積み立て投資信託の
購入資金に回しました。
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慣れてきたら、
貯金を生活防衛資金とし、
毎月の収入から
積み立て投資信託の
購入資金に回していく
お金を増やしました。
入ってくる収入はすべて、生活費で消えてしまう、とか。
生活費と子供の教育費の貯金で余裕がない、という場合。投資に回す余剰資金はないことになります。
この場合、まだ投資をやる段階ではない.投資はやらないほうがいい、という判断になります。
投資は安心した生活の土台を担保した状態ではじめて考えるもの
以上をまとめると、
投資とは。安心・安定した生活の基盤を確保した上で、はじめて検討するもの。
なんですね。なぜなら、投資にはリスクがあるからです。
リスクとは「振れ幅」のこと。
プラスに振れることもあれば、マイナスに触れることもある。それが、リスク。
※リスクと危険を一緒に考えている方も多いのですが(私もそうでした!)
リスクとは、触れ幅のことで、プラスになることもあれば、マイナスになることもある。そんな状況をリスクといいます。
投資でいうリスクも、どっちにいくか?誰にも分からない。「不確実」なもの。
未来がどうなるか?は、だれにも分からない。
でも。
プラスになると
思える!
そうおもうのであれば、投資をしてお金を増やす機会に参加します。
でも、かならずプラスになる!元本が保障されたものではありません・・・。
なので、万が一お金が減るかもしれない、とのリスクを引き受けた上で。
万が一、投資したお金がゼロになっても生活が困窮しない、支障がない状態で。
はじめて「投資やろうかな?」と考えられる、なんですね。
生活がベースですからね。生活できなくなったら、元も子もないわけです。
安心して生活
するのが、
いちばん大切!
なので、余剰資金がないのに無理して投資をするのは、違うとわたしは思います。
余剰資金がないときにすること=今を良くすることに集中
投資に回す余剰資金がない時。できることがあります。それは、
余剰資金を生み出すこと
それには、
「今を良くすること」
に集中すれば
いいのであります。
投資に回すお金がない場合、
まずは、今を良くすることに集中してみるのがオススメです。
今がよくなれば、それは心のゆとりにつながります。
心にゆとりが出来ると、将来のために何かをしよう、というエネルギーも沸いてきます♪
すると将来のために、
- 家計の無駄を見直したり。
- 生活スタイルを改善したり
- 働いてお金を稼ごう!と前向きになれたり。
そういった動き(変化)が、はじまりまり、今がだんだんと良くなっていきます。
今がよくなれば、その先にある将来も良くなります。今も未来も、全部つながっていますからね。
将来を良くしたいなら。まずは、今を良くすることに集中するのが正しい順番です。
今を良くするために。家計の見直し・棚卸しはオススメですよ。
無駄遣いをなくせば、余剰資金ができるかもしれません。
まとめ。投資する?しない?の判断に大事なのは余剰資金。年齢や貯金ではない
50歳だから。ねんきん生活だから。
投資やらない方がいいですか?それとも、やったほうがいいですか?
という質問。わたしも数回受けたことがあります。
ネットで検索しても結構出てきますね。一般的には、ある程度の年齢が行くと、投資はしないほうがいい、という意見が多い印象。
ただ、私個人的には、
- 投資のリスクを正しく理解した上で
- 生活資金は確保できていて、
- 余剰資金があり、
- 投資に回したお金を、万が一失っても生活に困らない
- メンタルにも影響がない
のであれば。リスク許容度の範囲内で、50代でも投資を初めてもいいと思っています。
ひつよう以上にリスクを避け、お金が増やせる機会を避ける必要もないのではないか?と思えるからです。
70代以降の方については、自分以外のために残すお金であれば、
余剰資金から一部を、積み立てNISA の枠内で、投資信託の購入に充ててもいいかな~と思っています。
あくまで、
一個人的な
考えです。
すべての人に
当てはまる答えでは
ありません。
その辺りをご理解の上、参考程度に聞いていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた明日~♪
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