私の人生を変えた言葉が、いくつかあります。そのひとつが
過去と他人は変えられない。
しかし、
今ここから始まる未来と自分は変えられる
アドラ-を源流とする人間心理学に属するエリック・バ-ンの言葉
という言葉です。
自分の人生を変える。
そう決めてから、出合う本や情報も変わりました。
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とくに
40代のはじめに
出合った本は、
私を大きく
方向転換
してくれました。
冒頭のエリック・バ-ンの言葉もそうでした。
私がいちばん初めにこの言葉に触れたのは、「ゆびほか」という雑誌です。
その雑誌で心理カウンセラ-の小倉広さんが「座右の銘」として、この言葉を紹介してくださっていました。
雑誌では小倉さんが解説する「アドラ-心理学」についての特集が組まれていました。その記事を読んだ私は
「だから、私はいつも同じ場所でつまずいていたんだ!やっと原因がわかった!」
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と、バンザイ!
したい気分でした!
それぐらい、ものすごく大切なものをやっと見つけた!そんな手ごたえを感じました。
いまでもその時の感覚は忘れられません。
そこから私の人生にも「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」を取り入れています。
その後、小倉さんが解説された「アルフレッド・アドラ-人生に革命が起きる100の言葉」を購入しました。
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本に書いてあるアルフレッド・アドラ-の言葉。そしてエリック・バ-ンの言葉を取り入れてから、私の人生は確実に方向転換をはじめました。
そして数年後の今。率直な感想は
「あの時、「他人は変えられない。変えることができるのは自分だけ」を人生に取り入れると決めて、本当に良かった!」心の底からそう思っています。
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他人を変えることを
手放したら、
親との関係も、
夫との関係も、
すごくいい感じに
なりました!
しかし、ずっと順風満帆ではありませんでした・・・。それは、私に誤解していた部分があったからです。
この誤解がなければ、もっと早く楽になれたのにな~夫とも、もっと早くいい関係を作れたのにな~。と思いますね。
ということで、今日は自分の経験も交えて。「他人は変えられない。変えられるのは自分」についての深堀りと、上手に活用するコツなど、書いてみようと思います!
私がうまくいかないのは、周りのせいだと思っていた
以前の私は「なんで私は不幸なんだろう」と思っていました。いつも貧乏くじを引いている、そんな気がしていました。
で、それを「親のせい。夫のせい。会社のせい」。そんな風に、自分以外の誰かのせいにしていました。
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わたしはわたしなりに
頑張っている!
私は間違ってない!
でも上手く行かない。
だからそれは、
わたしのせいじゃない。
と、心の底では思っていたんです。
他人を、自分の理想通りに変えようとしていた
私がうまくいかないのは、まわりのせい。
私は正しい。まちがっていない。まちがっているのは親や夫。だから、間違っている人を変える。
そんな意識がありました。
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特に、母親や夫。
すごく身近な人に
そんな感情を
抱いていました。
まちがっている母や夫を正そう、自分の理想のカタチにしよう!と必死でした。
そうすれば、自分が良い状態でいられるから。「あなたのために」と言いながら、実は自分の為に。相手を変えようとしていたんですね。
どんな事をしてきたのか?というと、母や夫の行動を制限しようとしていました。(痛い・・・)
ようは、束縛しようとしてた、って感じですね。(痛すぎる・・・)そんなに激しくありませんが。
でもですね、それで「はい、そうですか」と言いなりになる人ではありません。
もともと二人とも、自由を好む人たち。まわりからああしろ、こうしろと言われるのは好きじゃない人たちです。
ですから、時にぶつかることもありました。
で、結局いっこうに私が望む「理想の母」や「理想の夫」にはなってくれませんでした。
そんな時「アドラ-心理学」に出合う!
そんな時。冒頭の「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」という言葉と、アドラ-心理学に出合います。
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頭をハンマ-で
殴られたような
感じでした!
そうか、私は
変えられない部分を変えようと必死になっていたんだ!だから、うまくいかなかったんだ!
と気付かされたのです。やっとうまくいかない原因がわかりました。
ですから、それからは「他人は変えられないんだな」と受け入れ、そして「自分を変えよう」と意識するようになりました。
「自分が変われば周りも変わる」と勘違いをしていた時期
そして自分を変える行動をはじめます。
でも、どこかしっくりこない日々が続きました。
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私だけ変わって、
それで私はしあわせ
になれるのだろうか?
私が変わっても、周りが変わらなきゃ意味がないのでは?そんな風にも、実は感じていました。
そんな時、「自分が変われば、自然と周りも変わっていく」という話しを耳にしました。
自分が良い気分でいれば、それは近くにいる人にもいい影響を及ぼし、自然と周りも変わっていくよ。
と、そんな知識が入ってきました。それを私は、
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そうか!
私が変われば、
まわりも私が納得
するような人に
変わってくれる
のだな!よし!
と受け取ってしまったのです。これが、大きな勘違いでした。だって私はけっきょくまた、
母親や夫が自分の理想通りに変わってくれる!と期待し、自分を変えようとしていたのですから。
頭では、「他人は変えられない」と理解しておきながら、腹の底では「でも、変わってほしい!変わって!」と期待していたんです。
ニュアンスが少し違うだけで、基本やっていることは以前と同じ。
ですから、ちょっとした「私の期待を裏切られた!」と感じることがあると、すぐにまた凹む。
それを定期的に繰り返していました。この時期は、
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一歩進むと二歩下がる。
なかなか壁を
突破できない状態。
そんな時期でした。しょっちゅう被害者意識(悲劇のヒロイン思考と私は呼んでいます)になっていましたね~。
その人の人生は、その人のもの。私には関係ない
そんな時期を経て。ある日
その人の人生は、その人のもの。私には関係ない
という言葉がスッと腹に落ちたんです。きっかけは何だったのかな・・・。
(2019年に久高島に行ったあと、ちょっとショックなことがあって。そこからまた方向転換した記憶)
とにかく
- 母親の人生は母親のもの。ぜんぶ、自己責任
- 夫の人生は夫の物。ぜんぶ、自己責任
自己責任=決定権はその人にある。つまり、その人の選択は、その人の自由!私に決定権はない!
だから、責任も私が取る必要はない。つまり、私には関係ない!と。心から思えるようになっていったんですよね。そしたら、
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そっか。
ならば、わたしは
わたしの人生に
責任を持とう!
私は私の人生を良くすることに、一生懸命になろう。夢中になろう。そう思えたんです。
ここでやっと「自分は変えられる」の意味をちゃんと理解できたのだと思います。
そしたらなんだかみょうに「ホ・・・」っとしたんですよね。この辺から、すご~く気が楽になっていきました。
そして夫に、私が本当にやりたいことを、少しずつ話すようになりました。
自分の人生を楽しんでいたら、ある変化が!
そんなこんなで今。わたしはやっぱり「他人は変えられない」と思っています。
ただ、私が自分の人生を楽しんでいると、不思議と近くにいる人もいい感じになっていく、という経験はしています。
別に、何かを言った訳じゃないけど。夫も自分が好きなことをして、人生を楽しむようになったり。(しかも健康的な趣味。釣りや読書。さらには、自らタバコもやめました。すげ-)
母も、「ありがとう」とよく口にするようになったり。笑顔も増えました。
あんなに必死になって、私が!母を!夫を!いい状態に変えてやる!と思っていた時はまったく変わらなかったのに!(笑)
つまり、みんな自分の人生を、自分の力で良くすることができるんだよね。私がやらなくても、勝手に変わっていける。
だいじょうぶ、みんな、そういう力を持っている。母も、夫も、そして私も。
だから今は、母のことも夫のこともそして自分も。以前よりずっと、信頼できるようになりました。
ま、あいかわらず他人に期待する気持ちはゼロではありません。そして自分が期待していた事をしてもらえなかったときは、
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お得意の被害者意識
(別名:悲劇のヒロイン)
思考になることも、
年に一回ぐらいあります。
わはは。
それでも、今がいちばんいい状態。それを、年々更新できている感があります。
まとめ!他人は私には変えられない。でも、その人に変われる力はある!
他人は変えられません。これは事実でした。
そして、自分は変えられる。これも事実でした。そしてもうひとつ分かったことは
その人に、自分を変える力はある。それを私は、信頼することならばできる
ってことです。それは、自分をいい状態に変えることに夢中になっていたら、自然とそうなっていました。
以前は他人に期待していました。でも今は、自分の未来に期待しています。そんな今が、いちばん良い状態です。
自分を変えるとは、他人への執着を手放すこと。他人の自由を尊重すること。
今日はここまでとなります。最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた!
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